科学的根拠に基づく最高の勉強法

私たちが今まで慣れ親しんだ、繰り返し読む(再読)、ノートに書き写す・まとめる、ハイライトや下線を引く、といった学習法は、実は身につきにくいやり方だった。
覚えたことを思い出す、人に教えられる=アウトプットこそが成長につながる、研究によって検証された効率的な勉強法です。

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  科学的根拠に基づく最高の勉強法
安川 康介
KADOKAWA
2024-02-15
¥1760

目次

第1章 科学的に効果の高くない勉強法

科学的に効果が高くない勉強法1 繰り返し読む(再読)

ダンロスキー教授らによる報告書の評価基準について
学習の認知過程にはいくつかの段階がある
「記憶すること」は学習の基本

科学的に効果が高くない勉強法2 ノートに書き写す・まとめる

新しく得た情報は、参考書に書き込んで記憶に定着

科学的に効果が高くない勉強法3 ハイライトや下線を引く

「ハイライトで勉強した気になってしまう」に注意

科学的に効果が高くない勉強法4 好みの学習スタイルに合わせる

独自の勉強法に囚われすぎず、柔軟に試す

第2章 科学的に効果が高い勉強法

科学的に効果が高い勉強法1 アクティブリコール

アクティブリコールとは
多くの方が持つ勉強のイメージ
実際に効果的な勉強のイメージ
勉強の本当の効果は、勉強している本人には実感しにくい
特に効果の高いアクティブリコールの実践方法は?
僕が医学の知識を覚える時に使った「白紙勉強法」とは?
「なんとなく嫌だなぁ」に負けず、頑張る

科学的に効果が高い勉強法2 分散学習

分散学習とは
最強の勉強法:アクティブリコール+分散学習+連続的再学習
連続的再学習の手順

科学的に効果が高い勉強法3 精緻的質問と自己説明習

精緻的質問とは
日常の些細なことでも子どものように「なぜ?」と質問しながら過ごす
自己説明とは
自己説明は学習スケジュールを考える時にも役に立つ

科学的に効果が高い勉強法4 インターリービング

インターリービングとは
運動のスキルに関連するインターリービング
一般的な勉強法におけるインターリービング
インターリービングもまた、勉強の効果を実感しにくい
インターリービングの注意点
資格試験の問題集は混ぜこぜにしてやる
知識の応用力が培われた結果、診たことがない稀な病気を診断できたことも

第3章 覚えにくいものを覚える古代からの記憶術

イメージ変換法とは
ストーリー法とは
場所法とは

第4章 勉強にまつわる心・体・環境の整え方

勉強にまつわる心・体・環境の整え方1 勉強のモチベーション

自分との関連を考える
自分のアカデミック・セルフコンセプトについて考える
自己効力感を高める
自分の勉強の進捗状況を記録しよう
自分で決める、できると感じる、誰かとつながる、内発的な目標を設定する
「内発的な目標」が学習効果を高める

勉強にまつわる心・体・環境の整え方2 勉強のヒント

インプットは場所を変えてみる
スキマ時間は素晴らしい勉強時間
勉強しないと後悔することもある
好奇心がある時は、ただ突き進む
教材は簡単なものから難しいものへ
情報における英語の重要性
ファインマンテクニックについて
スマートフォンはどこかへ・悪い習慣を断ち切る
勉強に使えるツール
コーネル式ノート術
「本当に大切なこと」を忘れない・クリエイティブに勉強する

勉強にまつわる心・体・環境の整え方3 睡眠の大切さ

カフェイン・アルコールと睡眠の関係

勉強にまつわる心・体・環境の整え方4 運動の大切さ

運動が脳に良い効果をもたらす一因・BDNFとは

勉強にまつわる心・体・環境の整え方5 勉強で不安を感じた時

不安や焦りを感じた時、ネガティブな感情に対処する「ジャーナリング」
勉強を頑張っている、あなたへ

出版社

著者

安川 康介(やすかわ こうすけ)

2007年慶應義塾大学医学部卒業。
日本赤十字社医療センターにて初期研修後、2009年に渡米。
米国ミネソタ大学医学部内科研修、テキサス州ベイラー医科大学感染症研修修了。
米国内科専門医・米国感染症専門医。南フロリダ大学医学部助教。

感想

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