(概要の説明文)
イーサネットフレーム(Ethernet frame)は、有線LAN規格のイーサネットによる通信で処理されるデータ書式のこと。
「MACフレーム」とも。イーサネットの通信データ処理部はMACと呼び、これはOSI参照モデルの第2層にあたるデータリンク層に位置する。
データリンク層プロトコルでのデータ単位(PDU)を一般に「フレーム」と呼ぶ。
通信はイーサネットの各種物理層規格における物理信号を利用し、物理層パケットの内部にイーサネットフレームが含まれた形で送受される。フレーム送付の前に、送信開始の合図としてプリアンブルとSFDと呼ぶ信号を送る。
フレームの先頭には宛先と送信元のMACアドレスがあり、ネットワーク機器による転送処理判断に使われる。
フレームの中央にペイロードがあり、任意の主データが配置できる。
フレーム末尾にはフレームチェックシーケンス(FCS)があり、転送中のデータ破損を検出することができる。