トライバンド
*1 Wi-Fiバンドとは
Wi-Fiバンドは、Wi-Fi帯域とも呼ばれ、Wi-Fi デバイスがデータの送受信に使用できる特定の無線周波数ブロードキャストチャンネルのことです。
Wi-Fiバンドは、あらゆる種類のデバイスとの互換性を維持し、地域のブロードキャスト規制を満たすために標準化されていますが、すべてのデバイスがすべてのWi-Fiバンドを使用できるわけではありません。また、同時に通信できる周波数帯の数によって、Wi-Fiを使った通信方式は、デュアルバンド、トライバンド、クアッドバンドなどに分類されることができます。
*2 Wi-Fi通信方式の種類
以上は、Wi-Fiバンドの基本と、Wi-Fiを使った3種類の通信方式についての簡単な紹介でした。
続いて、3種類のWi-Fi通信方式の中で、よく使われているデュアルバンドとトライバンドについてご紹介します。**2.1 デュアルバンド
デュアルバンドとは、2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用できる通信方式です。
Wi-Fi通信では、デュアルバンドのような通信方式は、1つの周波数帯域のみを使用する場合よりも優れています。
たとえば、無線LAN(Wi-Fi)の電波が届きにくい場所では、中継器を使ってWi-Fiルーターの電波を中継する必要があります。
デュアルバンド同時接続の通信方式により、中継時に通信速度が半分になることなく接続できるため、すべての通信機器を同じ速度を維持して利用できます。**2.2 トライバンド
一方で、トライバンドとは、2.4GHz帯、5GHz帯(W52/W53)、5GHz帯(W56)の3つの周波数を同時に利用できる通信方式です。
トライバンドの通信方式では、より多くのWi-Fiデバイスを接続できるため、さらに快適な高速Wi-Fi通信を実現できます。*3 デュアルバンド&トライバンドの違い
デュアルバンドとトライバンドの最も根本的な違いは、デュアルバンドでは2.4GHz帯と5.0GHz帯を利用できる、トライバンドはその上にもう1つの5.0GHz帯の電波を利用することです。
トライバンドでは、3種類の電波を同時に利用するため、ルーターの「CPU」もデュアルバンドに比べて強化されています。
また、より多くのWi-Fi機器を接続でき、高速なWi-Fi通信が可能です。複数のWi-Fiデバイスに接続する必要のない普通の住宅では、安価なデュアルバンドルーターより適しています。
一方で、住宅内のほとんどの施設が無線信号を必要とする最新のスマートホームに住んでいる場合、またはオフィスで高速インターネット接続が必要な場合は、トライバンドが最適です。