CPUのパワーゲーティングとは、使用していないCPUコアや回路ブロックへの電源供給を遮断することで、消費電力を削減する技術です。
従来の省電力技術では、クロック信号を停止する「クロックゲーティング」などが用いられていました。しかし、クロックゲーティングでは、回路ブロックへの電源供給は維持されるため、リーク電流による電力消費が依然として発生します。
一方、パワーゲーティングでは、電源供給そのものを遮断するため、リーク電流を大幅に削減することができます。
半導体プロセスルールの微細化に伴い、リーク電流による電力消費がますます問題になっています。そのため、パワーゲーティングは、今後ますます重要になる技術と考えられています。