サブネットマスクの計算時に、2進数の計算を手早く済ませるために、2進数の桁上がりの特徴を把握しておく。
IPv4のIPアドレスは32ビットで、4つのオクテット(8ビット)に分けて表記している。
例:192.168.1.100
IPv4のルーティングで、サブネットをまとめてスーパーネットにするとき(ルート集約)、ネットワークアドレスの共通部分を見るために、10進数表記のIPアドレスを2進数表記に直さないといけない。
そのとき、2進数の特徴を把握していると変換が早くできる。
ポイントは、2の累乗(2を何度か掛け合わせた数)だけ覚えておくこと。
10進数 | 2の累乗 | ビット列 |
1 | 2^0 | 0000 0001 |
2 | 2^1 | 0000 0010 |
4 | 2^2 | 0000 0100 |
8 | 2^3 | 0000 1000 |
16 | 2^4 | 0001 0000 |
32 | 2^5 | 0010 0000 |
64 | 2^6 | 0100 0000 |
128 | 2^7 | 1000 0000 |
例:4は2^2で、指数が2 → 1の後ろに0が2個つく → 4を2進数にしたら 100 になる。(上記表中の「0000 0100」の部分 ) 例:16は2^4で、指数が4 → 1の後ろに0が4個つく → 4を2進数にしたら 10000 になる。(上記表中の「0001 0000」の部分 )という具合