デジタル回線終端装置
ISDNの接続で使われていた機器
加入者回線終端装置 (Digital Service Unit)
ISDN(アイエスディーエヌ、Integrated Services Digital Network、サービス総合ディジタル網)とは交換機・中継回線・加入者線まで全てデジタル化された、パケット通信・回線交換データ通信にも利用できる公衆交換電話網である。
ITU-T(電気通信標準化部門)によって世界共通のIシリーズ規格として定められている。音声は、0.3 - 3.4kHzを64kbpsの回線交換でISDN網内を伝送しているため、VoIPよりも音声品質が安定している。
また北アメリカ・日本はμ則、その他の国々ではA則がPCM非直線符号化に使用されているため北アメリカ・日本側の関門電話交換機で変換している。データ通信では、通信相手が電話番号で特定でき、回線交換は通信速度が、パケット通信はQoS(サービスの品質)が保証されている。
DSU
ISDN回線で主に使われる回線終端装置の名称。
加入者側の末端の装置として接続され、加入者宅に設置されているコンピューターやISDN専用電話などの機器を接続できるようにするもの。
1回線に1つのDSUが必要となり、最大で8台までの接続が可能。
ただし、同時通信は2台までという規制がある。
電源の確保は必要なく、電話回線から送られてくる電力だけで動作させることが可能。