(概要の説明文)
PPPの特徴は1対1の通信であること。
同じL2で動作するイーサネットやWi-Fiは、PPPと違って、ブロードキャスト(多くの端末に対して一斉放送)ができる。
PPPは1対1の通信なので、イーサネットなどにある機能がない。
Geminiによる説明
https://gemini.google.com/app/2ad001e9ecd6bf86
L2で動作するPPP(Point-to-Point Protocol)とイーサネットやWi-Fiは、いくつかの類似点と相違点があります。
L2 PPPは、イーサネットやWi-Fiと同様にL2で動作するネットワークプロトコルですが、伝送方式、フレームフォーマット、用途などに違いがあります。
具体的には、PPPは専用線路を使用するため、衝突が発生せず、理論上はデータ転送速度の上限がありません。
また、PPPはLCPと呼ばれる制御フレームを用いて、接続の確立、オプションの設定、エラー処理などをを行い、通信相手を特定します。
一方、イーサネットやWi-Fiは、CSMA/CDやOFDMAなどのメディアアクセス制御方式を用いて、複数の機器が同じケーブルや電波空間を共有し、フレームの宛先MACアドレスに基づいて宛先機器を決定します。
用途としては、PPPはWAN(Wide Area Network)など、長距離のネットワークに主に使用されます。
一方、イーサネットやWi-Fiは、LAN(Local Area Network)やWLAN(Wireless LAN)など、比較的短距離のネットワークに広く使用されています。
Point-to-Point Protocol(ポイントトゥポイントプロトコル、略称PPP)は、2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコルである。
PPP(Point-to-Point Protocol)は、コンピューター同士が1対1の通信を行うための規約を定めたプロトコルです。
「どのような手順で」「どのようなデータ形式で」通信を行うのかなどを定めています。インターネット標準化組織IETF(Internet Engineering Task Force)によって標準化されており、OSI参照モデルでは第2層(データリンク層)に該当するプロトコルです。
電話回線などの回線を利用した通信方式の一つであり、ルーター同士の接続やダイアルアップ回線、ADSL回線を使ってインターネットに接続する際に利用されています。光回線が主流となった現在では、イーサネット上でPPPのデータをやり取りするPPPoE(PPP over Ethernet)が利用されています。
また、さらに高速な通信を実現するための接続方式として、近年ではIPoE(IP over Ethernet)が利用されるようになりました。PPPやPPPoEではパケットをカプセル化してトンネリングされた上でISP事業者に送られますが、IPoEではパケットはそのままISP事業者に送られます。
PPPoEでは時間により回線混雑の影響を受けやすいデメリットがありますが、IPoEは混雑の影響を受けにくく、通信速度も向上します。