IPアドレスで、ネットワークの住所に相当するアドレスがネットワークアドレス
そのネットワークの中にある端末の住所に相当するのがホストアドレス
ネスペ教科書 p.76
IPアドレスはネットワークアドレスとホストアドレスからなります。
世界が大小さまざまな国からなるように、ネットワークも大小さまざまなネットワークの集まりで構成されています。
そして、その中にパソコンなどの端末(ホスト)があります。
どのネットワークに属しているかを表すために用いるのがネットワークアドレスで、その中の端末を特定するのがホストアドレスです。
ネットワークアドレスとはIPアドレスにおいて、ホスト部のビットが全て0のIPアドレスで、ネットワークそのものを表すアドレスである。
ネットワークそのものを表すためブロードキャストアドレスと同じく特定のホストに割り当てる事はできない場合が多いが、ブロードキャストアドレスと同様に扱われる場合もある。
また、特定のIPアドレスのネットワーク部を指して言う場合もある。
IPアドレスには、コンピュータなどのホストに割り当てられない、特別な用途で使用するものがあります。
具体的に、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス、ループバックアドレスが予約済みIPです。
ネットワークアドレスは、ホスト部の2進数のビットが全て 0 のアドレスです。
ネットワークアドレスはネットワーク自体を指すアドレスとして使用されます。
ブロードキャストアドレスはホスト部のビットが全て 1 のアドレスです。
ブロードキャストアドレスはあるセグメントに接続されている全てのホストにパケットを送信するためのアドレスとして使用されます。
ループバックアドレスですが、ネットワークアドレスとしても使用禁止とされているネットワークの127.0.0.0/8のネットワークで、127.0.0.1のアドレスのことをループバックアドレスと呼んでいます。
ループバックアドレスは、自分自身を示す仮想的なIPアドレスです。
例えば、パソコン上のコマンドプロンプトで ping 127.0.0.1 と実行し応答があれば、TCP/IPが正常に動作している事を意味します。