CIDR(Classless Inter-Domain Routing)とは、IPアドレスのネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意の場所で区切る方法のこと。
ネスペ教科書 p.274
CIDR(Classless Inter Domain Routing)とは、クラスA~Cといった区分にとらわれずに、ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切ることです。
CIDRはサブネットマスクと似ていて、概念や根底にあるものは同じです。
両者を同じものと思っても、問題ないと思います。
ただ、CIDRはそのスペルにRoutingとあるように、クラスにとらわれないルーティングが本来の意味です。
よって、サブネットマスクとは、厳密には違います。
Classless Inter-Domain Routing(CIDR、サイダー)は、インターネット上のルーターにおけるルーティングテーブルの肥大化速度を低減させるための機構であり、ISPや組織にクラスA、B、Cを全部ではなく部分的に割り当てることでIPアドレスの浪費を防ぐ機構である。
CIDR記法でアドレスを記述でき、アドレスの集約的表現が可能で、アドレスブロックの委譲も容易である。
「Classless Inter-Domain Routing」の略。
サイダーと読みます。
CIDRは、クラスを使わないIPアドレスの割り当てと、経路情報の集成を行う技術です。
クラスとは、IPアドレスのネットワーク部とホスト部を決められたブロック単位で区切る方法で、簡単ですがアドレス空間の利用に無駄が生じてしまいます。
これに対しクラスを使わないCIDRでは、任意のブロック単位で区切ることができるため、IPアドレス空間を効率的に利用することができます。