#author("2024-04-17T22:34:12+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:tanopro","tanopro")
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#html{{
<h1 style="color: red; background-color: #FFFFCC; padding: 20px;">
PPP
</h1>

<div class="alert alert-warning" role="alert">
Point-to-Point Protocol
</div>
}}

// 概要
(概要の説明文)

//----------------------------------------
#contents
//----------------------------------------

*検索 [#bff34e52]
-PPP - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=PPP

*説明 [#ge7f1a36]
PPPの特徴は1対1の通信であること。
同じL2で動作するイーサネットやWi-Fiは、PPPと違って、ブロードキャスト(多くの端末に対して一斉放送)ができる。
PPPは1対1の通信なので、イーサネットなどにある機能がない。

** L2で動作するPPPは、イーサネットやWi-Fiと同じようなものですか? [#g867e4c6]
Geminiによる説明
https://gemini.google.com/app/2ad001e9ecd6bf86

L2で動作するPPP(Point-to-Point Protocol)とイーサネットやWi-Fiは、いくつかの類似点と相違点があります。

*** 類似点 [#j91474fd]
-いずれもデータリンク層(L2)で動作するネットワークプロトコルである。
-フレームと呼ばれる単位でデータを伝送する。
-エラー検出・訂正機能を持つ。
-複数の機器を接続してネットワークを構築できる。

*** 相違点 [#f967e4c8]
- 伝送方式:
-- イーサネットやWi-Fiは、CSMA/CDやOFDMAなどのメディアアクセス制御方式を用いて、複数の機器が同じケーブルや電波空間を共有します。
-- 一方、PPPは専用線路を用いるため、衝突が発生せず、理論上はデータ転送速度の上限がありません。
~
-- イーサネットやWi-Fiは、フレームの宛先MACアドレスに基づいて宛先機器を決定します。
-- 一方、PPPは、LCP(Link Control Protocol)と呼ばれる制御フレームを用いて、接続の確立、オプションの設定、エラー処理などをを行い、通信相手を特定します。

- フレームフォーマット:
-- イーサネットやWi-Fiは、IEEE 802.3やIEEE 802.11で定義されたフレームフォーマットを使用します。
-- 一方、PPPは、PPPフレームと呼ばれる独自のフレームフォーマットを使用します。PPPフレームには、LCPやIPCP(Internet Control Protocol)などの制御情報が含まれます。

- 用途:
-- イーサネットやWi-Fiは、LAN(Local Area Network)やWLAN(Wireless LAN)など、比較的短距離のネットワークに広く使用されています。
-- 一方、PPPは、WAN(Wide Area Network)など、長距離のネットワークに主に使用されます。
~
-- イーサネットやWi-Fiは、比較的安価で導入が容易です。
-- 一方、PPPは、専用線路が必要なため、イーサネットやWi-Fiよりもコストが高くなります。

*** まとめ [#j8214b18]
L2 PPPは、イーサネットやWi-Fiと同様にL2で動作するネットワークプロトコルですが、伝送方式、フレームフォーマット、用途などに違いがあります。

具体的には、PPPは専用線路を使用するため、衝突が発生せず、理論上はデータ転送速度の上限がありません。
また、PPPはLCPと呼ばれる制御フレームを用いて、接続の確立、オプションの設定、エラー処理などをを行い、通信相手を特定します。
一方、イーサネットやWi-Fiは、CSMA/CDやOFDMAなどのメディアアクセス制御方式を用いて、複数の機器が同じケーブルや電波空間を共有し、フレームの宛先MACアドレスに基づいて宛先機器を決定します。

用途としては、PPPはWAN(Wide Area Network)など、長距離のネットワークに主に使用されます。
一方、イーサネットやWi-Fiは、LAN(Local Area Network)やWLAN(Wireless LAN)など、比較的短距離のネットワークに広く使用されています。

** PPPフレームの構造 [#xc8cd2e6]
-【図解】初心者にも分かる PPP の仕組み, フォーマット | SEの道標
https://milestone-of-se.nesuke.com/nw-basic/ppppppoe/ppp-summary/

*参考 [#q2542c7f]
-Point-to-Point Protocol - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Point-to-Point_Protocol
>Point-to-Point Protocol(ポイントトゥポイントプロトコル、略称PPP)は、2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコルである。

-【NTT西日本】PPP(Point-to-Point Protocol)|ICT用語集|法人・ 企業向け ICT サービス ・ ソリューション
https://www.ntt-west.co.jp/business/glossary/words-00120.html
>PPP(Point-to-Point Protocol)は、コンピューター同士が1対1の通信を行うための規約を定めたプロトコルです。
「どのような手順で」「どのようなデータ形式で」通信を行うのかなどを定めています。
>インターネット標準化組織IETF(Internet Engineering Task Force)によって標準化されており、OSI参照モデルでは第2層(データリンク層)に該当するプロトコルです。
電話回線などの回線を利用した通信方式の一つであり、ルーター同士の接続やダイアルアップ回線、ADSL回線を使ってインターネットに接続する際に利用されています。
>光回線が主流となった現在では、イーサネット上でPPPのデータをやり取りするPPPoE(PPP over Ethernet)が利用されています。
また、さらに高速な通信を実現するための接続方式として、近年ではIPoE(IP over Ethernet)が利用されるようになりました。
>PPPやPPPoEではパケットをカプセル化してトンネリングされた上でISP事業者に送られますが、IPoEではパケットはそのままISP事業者に送られます。
PPPoEでは時間により回線混雑の影響を受けやすいデメリットがありますが、IPoEは混雑の影響を受けにくく、通信速度も向上します。

*関連 [#c90f0350]
- [[PPPoE]]
- [[IPoE]]

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