プログラムの「データ」と「処理」


プログラムの構成要素

プログラム(program)とは、コンピューター(電子計算機)に与える「指示書」のことでした。

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プログラムの中身は、

  1. データ
  2. 処理

という2つの部分でできています。

プログラム=データ+処理

プログラムの中身は、基本的にはこの2つだけです。

「データ」とは?

英語の「データ」(data)は、日本語に訳すと「情報」とか「知識」という意味です。

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ja.wikipedia.org

例えば、

あるお店で「ノート1冊が200円」という商品の値段とか、

「1m(メートル)は100cm(センチメートル)」という知識がデータです。

「処理」とは?

日本語の「処理」という単語には、「材料などを加工して、性質を変えること」といったような意味があります。

プログラムの「処理」とは、あるデータを加工して別のデータに変えることです。

例えば、1冊200円のノートを5冊買ったら値段がいくらになるか?などの計算が処理です。

200円/冊 × 5冊 = 1000円 という計算の処理をすると、合計金額の1000円というデータが得られます。

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処理を英語で言うと、「process」や「processing」という単語になります。

データしかないプログラム

もしも、処理がなくてデータしかないプログラムがあったらどうなるでしょうか?

処理がないと、データしかないので何もできません。

ただ「ノートが1冊200円」という事実が保存されているだけの状態になります。

ノートを5冊買ったときの合計金額を計算できないので、あまり役に立たないプログラムになるでしょう。

処理しかないプログラム

もしも、データなくて処理しかないプログラムがあったらどうなるでしょうか?

データがないと、処理しかなければ何もできません。

ノートを何冊か買ったときの合計金額を計算する処理があっても、ノートが1冊何円なのか分からないので、合計金額を計算できません。

データがなくて処理しかないプログラムも実用性がないでしょう。

このようなことから、実用的なプログラムには、「データ」と「処理」の2つが備わっていることが分かります。

プログラミングの練習を始めたら、どの部分がデータで、どの部分が処理なのかを理解できるように意識してみてください。