イーサネットフレームは、イーサネットで伝送されるデータ(フレーム)のこと。
ネスペ教科書 p.19
イーサネットで流れるフレームをイーサネットフレームといいます。
①宛先MACアドレス | ②送信元MACアドレス | ③タイプ | ④データ | ⑤FCS |
フレームチェックシーケンス (FCS) は、送信側がフレーム末尾につける4バイト値で、これにより受信側でフレーム全体のデータ破損を検出して破棄することができる。
また、受信側でペイロード長がわからなくてもFCSを検証することでフレームの末尾がわかるようになる。
ネスペ教科書 p.19
名称 | 解説 | 宛先MACアドレス |
ブロードキャスト | 同一セグメント内の全ての端末にデータを一斉送信 | 全ての端末を意味する FF:FF:FF:FF:FF:FF |
ユニキャスト | 一つの端末だけにデータを送信 | 宛先のMACアドレス |
マルチキャスト | 同一セグメント内の特定のグループの端末に、データを一斉に送信 | マルチキャスト固有のアドレス |
イーサネットフレーム(Ethernet frame)は、有線LAN規格のイーサネットによる通信で処理されるデータ書式のこと。
「MACフレーム」とも。イーサネットの通信データ処理部はMACと呼び、これはOSI参照モデルの第2層にあたるデータリンク層に位置する。
データリンク層プロトコルでのデータ単位(PDU)を一般に「フレーム」と呼ぶ。
通信はイーサネットの各種物理層規格における物理信号を利用し、物理層パケットの内部にイーサネットフレームが含まれた形で送受される。フレーム送付の前に、送信開始の合図としてプリアンブルとSFDと呼ぶ信号を送る。
フレームの先頭には宛先と送信元のMACアドレスがあり、ネットワーク機器による転送処理判断に使われる。
フレームの中央にペイロードがあり、任意の主データが配置できる。
フレーム末尾にはフレームチェックシーケンス(FCS)があり、転送中のデータ破損を検出することができる。ギガビットイーサネット以降では、ジャンボフレームと呼ばれるさらに大きなフレームの対応を実装した製品もある。