MACアドレスとは、L2で使われるアドレスのこと。
MACアドレスは48ビット。
ネスペ教科書 (p.14)
MACアドレス(MAC:Media Access Control)は、世界中で一つしか存在しないように機器のメーカーが機器ごとに割り当てた固有の番号です。
正確には、NICごとに一つずつ割り振ります。
二つのNIC機能を持つ機器には、MACアドレスが二つあります。
MACアドレスは、48bitで構成されています。
前半の24bitはNICのメーカー(製造者)に割り当てられたOUI(Organization Unique Identifier)で、
後半の24bitは製造者が独自に割り当てた機器ごとの番号です。
OUIから製造者を調べることができます。
例えば、AppleのOUIは00-1B-63、DellのOUIは00-1D-09です。
MACアドレスは書き換えが可能なので、MACアドレスフィルタリングは認証として不十分です。
MACアドレス(マック・アドレス、英語: Media Access Control address)とは、Media Access Controlにおいて、ネットワークインタフェースを識別するために使用される識別子である。
OSI参照モデルでいえば、第2層(データリンク層)にあたる。原則として全てのネットワーク機器に一意に割り当てられるが、様々な要因で例外が存在する。
WindowsのコマンドプロンプトではPhysical Addressと表記されており、単に物理アドレスと呼ばれたりNode ID(ノードID)の別名でも呼ばれたりすることがある。
イーサネットやIEEE 802.11 (Wi-Fi)の場合、48ビット(EUI-48)の符号である。
MACアドレスの表現には、04-A3-43-5F-43-23や32:61:3C:4E:B6:05といったオクテットで区切り16進数表現を用いる。
このMACアドレスの6つのオクテットのうち、最初の3オクテットがベンダーID部、次の1オクテットが機種ID、最後の2オクテットがシリアルIDとなることが一般的である。
この場合、上位4オクテットでネットワーク機器の機種名まで特定可能である。変更と重複
MACアドレスは物理アドレスと呼ばれるが、ソフトウェアの設定により変更可能なネットワーク機器も存在する。
また、仮想マシンなどでは任意の値に変更できる場合もある。
このため、無線LAN (Wi-Fi)などの情報セキュリティの確保のためにMACアドレス・フィルタリングを利用する場合、ブラックリストによる防御は突破される可能性がある。また、以下のOSでは、程度の差こそあれWi-Fiにおいて毎回異なるMACアドレスを使用する。
・ iOS、iPadOS、watchOS
・ Android
・ Windows 10
このようにMACアドレスは変更可能なため、MACアドレスが重複することがある。
また、ハードウェアの出荷時点から重複が存在している可能性がRFC 7136やRFC 7217で指摘されている。